私も昔は、憤ることがありました。
赤に変わっても、急がないでゆっくりと歩いていく人に対して。
なぜ急いで渡ろうと思わないのか?と。
若いカップルとかおばさんとかは、そういう傾向が強い気がします。
中には手刀をきって謝意を示しながら渡られる方がいて、逆に慌てずにどうぞと思ったりもするものです。
ですが、今は堂々と歩いている歩行者に対して、なんとも思わなくなりました。
母からの一言がきっかけです。
「まあ、そう言わんの。あの人だって、もしかしたら足が悪くて、早足で歩けないかも知れないでしょ」
ハッとしました。
自分は、その人が足が悪いから早く歩けないのかもしれないとまでは、考えても見なかったからです。
明らかに高齢者で、押し車とかを押しているおばあさんなどは、一目瞭然、歩くのが遅いと見て分かります。
でも、外見は若くても障害を持つ方がいるかも知れない。
まあ、それなら、途中で赤になるかも知れないタイミングで渡るな、という意見もあるでしょうけれど、立てって待つのがしんどい方もあるか知れない。
そう考えていくと、理由はどうあれ、歩行者が渡りきるまで、きちんと待つのが最適解だなと思う次第です。