だらだらよもぎ月記

日々のことを「真面目に」だらだらと書いています。政治家としての姿勢などについては、思うところがあるので、厳しい発言もするかと思います。あとは、のんびりした日常のひとコマを載せていければよいかなと。

クズの言い分

気になる記事があった。

読んでいて、怒りを覚える内容。


こんな加害者が、のさばる社会になどしてはならない。

先日も書いたが、こういう自己中な理由で他人の人生を奪える人間に、更生なんて難しいと思う。


【TABLOより、以下、参照】

裁判で「立教大学には知られていないから卒業したい」と語る男 被害者は顔面多発骨折で重症


 検察官が証拠として提出した映像は犯行時刻が深夜であったこともあってあまり鮮明でなかったものの、西野和哉(仮名、裁判当時21歳)が仰向けに倒れている被害者の男性(当時22歳)に馬乗りになって顔面を何発も拳で殴っている場面がはっきり映っていました。


「相手が悪かったな!」

「ごめんなさいって言え!」


 彼が怒鳴りながら被害者を殴るたびに、被害者の後頭部がコンクリートの地面にぶつかる鈍い音が響きます。


 犯行当時、彼と行動を共にしていた女性が

「和哉、やめな!」

「その辺にしときなよ!」


 と声をかけて制止していましたが、彼は被害者を血まみれになるまで殴り続けました。


 彼が犯行現場を去った後、被害者は交番まで行きましたがすぐ病院へ搬送され緊急手術を受けました。顔面多発骨折、特にアゴの骨折がひどく神経もズタズタになっていました。何本もボルトを入れることになり麻痺などの後遺症も残るそうです。


 被害者はその日、交際していた女性とカラオケ店へ行っていました。店を出てから女性をタクシーに乗せ見送ったあと、カラオケ店の方へ引き返すと女性2人と路上で騒いでいる男を見かけました。その男は被害者と目が合うと、

「さっきカラオケ店のエレベーターでぶつかってきた」

 と因縁をつけてきました。

 被害者にはそんな記憶はありませんでした。

「ちょっと裏行こう」


 と路地を指し示す男を無視して歩いていると、後ろから追ってきていきなり殴ってきました。そこから一方的に暴力を振るわれ続けた被害者は、

「犯人を絶対に許すことはできません」

 と被害感情を述べています。


 加害者・西野の供述では逆に被害者がケンカを売ってきた、というストーリーでした。被害者に挑発され路地裏に行く様に強制された結果殴ってしまった、という主張です。

「これが挑発されて怖がっている人の行動ですか?」

 と裁判官に問われた時には、

「その時はしょうがないと思っていました」

 と答えています。


 いきさつはともあれケガをさせてしまったことに関しては反省している、出来る限りのことはする、等と反省と謝罪の弁を述べてはいました。

 ただ彼としては「事件に巻き込まれた」という気持ちも抱いているようです。被告人質問の中でも、多分口を滑らせたのだと思われますが「巻き込まれた」と実際に言っています。

 被害者の母親は、

「誠意を感じない。とても謝る気があるとは思えない」

 と話していて、彼の父親が用意した弁償金100万円の受け取りを拒みました。


 西野の父親はタクシー運転手、母親は保育士の仕事をしています。父親は以前、貿易関係の職に就いていて一家はアメリカに住んでいましたが、仕事で失敗をして日本に帰ってきていました。


 彼はアメリカの学校を卒業後、学習院大学へ入学しました。しかし学習院大学は退学させられてしまっています。ネット上の情報なので真偽は定かではありませんが、大学の友人に大麻を売っていたのが露見し大麻取締法違反で逮捕されて退学になった、とのことです。大麻取締法の前歴を有していることは裁判でも明らかにされています。


 その後一度万引きでも捕まっていますが、彼は立教大学に入学しました。遵法精神はなくても受験勉強は得意なようです。


 今回の事件は大学の友人である女性2名と遊んでいた時に起こしたものです。すぐに保釈されたこともあって事件のことは立教大学にはまだ知られていないらしく、裁判の時点では退学などの処分は下されていません。


 自分の将来について、

「まずは大学の残り2年を終わらせて卒業したいです。就職活動をして、卒業後は外資系企業に行きたいです」

 と展望を語っていました。


 彼はまだ若く将来もあります。更正ができる可能性もないとは思いません。


 しかし、彼の理不尽な暴力で将来をねじ曲げられた人がいます。たとえ法の裁きを受け終えた後でも、その事実を忘れずに生涯背負って生きていくことを望みます。(取材・文◎鈴木孔明)