だらだらよもぎ月記

日々のことを「真面目に」だらだらと書いています。政治家としての姿勢などについては、思うところがあるので、厳しい発言もするかと思います。あとは、のんびりした日常のひとコマを載せていければよいかなと。

そういう手があったのね

中学時代のイジメ。


「イジメ」って、暴力とか暴行というべきだと思う。
私自身も、当時はイジメを受けた。
不登校にもなった中学時代。


きっかけは、やはり誰かを助けたことだった。
クラスでいじめられている子を庇った。
それがきっかけで、矛先がこちらに向いてきた。


小学6年の時に起きたことが、地元の中学で同じように続くことになった。
10人くらいを相手に殴り返したりもしたが、ホームルームでは、私も叱られることになった。
囲まれて、ズボンをおろされそうになったから、殴ったのだけれど、それを咎められた。
相手方も悪いけど、私も悪い、と。


違うよねって思ったが、当時は、何も言うことなく済ませた。
言う気にもならなかった。


中学では、更にイジメというのは広がって、廊下を歩いていたら、後ろから飛び蹴りされたり、ラリアットされたり。
でも、仕返しはしなかった。


「内申点」というものがあって、問題を起こせば、内心点が悪くなって高校進学にマイナスになると脅されていたから。
なので、学級委員だけは続けていた。


教師も敵だった。
同級生でも一部とだけ話していた。
それでよかったし、イジメてくる連中と関わる方が無駄に思えていた。
どうせ中学までの付き合いだ、と思っていた。


ある時、彫刻刀を持ち出されて研磨された。
「よく切れるようにしてやるよ」と。


高い彫刻刀を母に買ってもらっていた。
よく切れた。それを妬まれた。


阻止しようとしたが、数人に阻まれた。
捨てるように戻された彫刻刀は、ガタガタになって切れない鉄の刃に変わっていた。


美術教師があとから、研磨し直してくれた。
切れ味は復活した。


私はそれがあってから、中学2年の時に、不登校を決めた。
一ヶ月くらいだったか、担任が家庭訪問にやってきた。


嘘をついた。
「イジメとかはありません」


教師は、そんなはずはないという感じで、語りかけてくれていた。
それでも、「イジメはない。いじめられていない」と言い切った。


不登校の原因は、私自身、学校でイジメてくる奴らをみたら、殺してしまいかねない衝動にかられるようになったから。
それをいう訳にはいかなかった。


彫刻刀で刺してやりたい。
母がお金を出して買ってくれた彫刻刀を駄目にした奴らの目を突いてやりたい。
指を刻んでやりたい。
思い切り、刺し続けてやりたい。


そんな感情がある時、自分の中にあることに気づいた。
なので、不登校を決めた。


正直、あの時、やっていたら後悔しただろうかと思うことがたまにある。
地方国立大学院まで進んで、多くの仲間を得たし、同窓生からも愛される。
今の人生は、あの時、実行していたなら、存在しえなかったと思う。


まあ、今でも中学の同窓会があれば、やってやりたくなるかも知れない。
でも、いじめられて苦しんでいる子たちに伝えたいことは多くある。


中学や高校の世界なんて、3年間だ。
長い人生のうちの3年間。
長くても数年間。


社会に出れば、そいつらと関わる必要なんて全くない。
むしろ、そいつらのために、自分の時間を、命の時間を浪費する方が無駄なこと。


生きていれば、人生は進む。
「いま」を超えた先の世界を、自ら選んでもらいたい。


生きていれば、いいこともたまにはあるもんだ。
嫌なことも多いけど、生きているから、感じられる。


どうぜ人間は100%死ぬんだから、放っておいても死ぬんだったら、生き抜いてみようじゃないか。


どうあっても、人生。
生き抜こう。