不正を糺すには…
不正を働く人間や組織に対して、警察が機能しないであろうと思われる場合がある。
警察OBを抱えている場合や警察の有力者と懇ろな人間を相手にした場合が、それにあたる。
私の知る限り、とある友人のケースが、まさにそんな状況だ。
友人の話を実際に聞いたところ、憤りを禁じ得なかった。
あまりにも酷い仕打ちを受けていたからだ。
友人は会社を辞めさせられた。
いきなり、社長に呼びつけられて、「来なくていい」と言われたようだ。
実際には「死ぬ気で仕事をしろ」と言われて「死ぬ気でしたら体調を崩した」と伝えたら、そんな気持ちなら来なくていいと言われ、辞めろと強い口調で言われているようだった。
勤務状況などを聞くと、労働時間もかなり時間外で働いていたようで、体調を崩しつつも勤務を続けていたらしい。連続勤務も25日前後になったりしたという。
上司は、マイペースな人物らしく、勤務中に内緒で出掛けていることも度々あったらしく、普段から仕事をきっちりとしなかったので、ほとんどを友人がせざるを得なかったらしい。
勤務時間や日数など、死んでいてもおかしくない状況なので、
冗談だろ?と思ったが、本当らしい。
それだけでも驚いたのに、更に酷いと思ったことに、会社の人間を使って、付きまといや迷惑行為をおこなってきたというから、唖然とした。
ゴミ箱を漁ったり、住所を確認するのに彷徨いたり、親のところへ電話を掛けたりもされたという。
その会社の人間は、警察OBで、今は探偵業を営んでいるようだが、辞めさせられた会社の役員でもあるらしい。
おまけに、方々で、「(その友人が)勝手に辞めて行方が分からない」だとか言いふらしていたようで、どこかの政府がしていたような印象操作をしていた様子。
早朝からの尾行も繰り返していたようで、友人の話を聞けば聞くほど、怒りがこみ上げてきた。
そんな中、友人は不安を覚え、弁護士を通じて連絡するように伝えたらしいが、それでもしばらくは相手が警察OBを使って、ある意味、脅していたような印象を受ける。
不可解だったのは、弁護士からそうした連絡をしていても、弁護士を介さずに、友人に接触を試みていたことだ。更に不思議なのは、友人に直接電話一本すればよいだろうに、電話すらしないで、友人と連絡がとれないことを装って、友人の家族へ迫るやり方だ。
やましいことがなければ、堂々と弁護士を介してコンタクトすればいい。
こうした一連の行為は、友人への圧力か、何か友人に不利な状況を作りたかったのか、どちらかだろう。
なんにしても、弁護士を介さないで接触を試みていたことを聞いたとき、
少し背筋がひんやりとした。
友人は、コロコロと指示の変わる社長の指示や発言をメモでは間に合わないので、録音していた。
聞きたかったが、裁判しているからと言って、聞かせてはもらえなかった。
録音などは、社長は社員に禁止だと伝えていたらしい。
以前、勤めていた社員が備忘録として録音していたら、社長の親族社員からの讒言などがあり、その社員を辞めさせる方向で動いていたことがあったのだという。
その社員は、結局、辞めることになったらしいが、友人は、優秀な人間を辞めさせて、社長のごますり社員だけがのうのうと残るのを目の当たりにして、悔しかったと言っていた。
社長は友人が録音していたとは思いもしなかったらしい。
まあ、録音だけでも相当あるようで、準備が大変だったと言っていたが、仕事を誠実にこなそうとしていたからこその録音が、その友人を救うことになるようだ。
今月、裁判があるとのことで、その内容次第で、友人は、週刊誌への告発なども検討するらしい。
警察へは、揉み消されるのが嫌なのでと話していた。
おそらく、警察OBだけじゃなく、他にも権力が動くのを分かっているようだった。
なんにせよ、これがやり方なのかと思う。
ただ、勝手に書いてなんだけれども、
ここに出てきたその会社とは、とある法人であり、とある議員の事務所でもあるとのこと。
つまり、社長というのは、法人の理事長であり、議員だということになる。
こうした話を聞くと恐いものだなと思う反面、
それが公共の福祉に携わる法人の理事長が指図することであって、市民の代表たる議員が行うべきことなのかと思うと、友人を応援したいと思った。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。